腎内分泌代謝内科

前期研修

腎内分泌代謝内科研修の目的

 東海大学医学部腎内分泌代謝内科における前期研修では、内科医として基本的な診療姿勢や臨床推論を身につけることを最優先の目的にしています。疾患としては、糖尿病、脂質異常症、高血圧症といった生活習慣病、下垂体・副腎・甲状腺・副甲状腺などの内分泌疾患、慢性腎臓病(腎炎含む)・急性腎障害などが中心ですが、これらのほとんどの疾患は多臓器に影響を与えますので、内科医として全身を診る絶好の機会になるでしょう。

腎内分泌代謝内科研修の特徴

 腎内分泌代謝内科では下記のような豊富な症例を診療しています。領域が多岐に渡る事から、病棟担当チームは病棟チーフを筆頭に、臨床助手・大学院生・臨床研修医・学生を含めたチームで、各疾患領域のスーパーバイザーからのアドバイスをうけながら診療を行ない、臨床トレーニングを行ないます。
 新患カンファレンスでは、病歴、身体所見、検査所見に基づいて、きちんとアセスメントする姿勢が毎週トレーニングされます。その他、糖尿病カンファレンス、透析カンファレンス、腎生検カンファレンスなど豊富な教育的臨床カンファレンスを行なうことにより、患者中心のより良い診療の実現を目指します。

2020年の主要診療実績概要は以下の通りです。

  • 糖尿病教育入院 13例、インスリン導入 166例

  • 糖尿病他科併診 726例

  • 糖尿病性ケトアシドーシス 11例

  • 新規1型糖尿病 4例

  • インスリンポンプ管理数 46例 (SAP:35名、CSII:11名)

  • フラッシュグルコースモニタリング(iCGM)導入数 108例

  • 内分泌疾患負荷試験 101例

  • 腎生検診断 130例(うち移植腎生検54例)

  • 腎代替療法を要する急性腎障害 119例

  • 血液透析導入 140例、腹膜透析導入 4例

  • 生体腎移植 18例(移植外科)

  • バスキュラーアクセス造設術(内シャント,グラフト,動脈表在化,長期留置カテーテル)  234例(移植外科)

  • 副甲状腺摘出術 8例(移植外科)

腎内分泌代謝内科研修プログラムの概要

 病棟チームでは、実際に薬物療法の選択や日々の管理、患者指導を研修医自身の考えたプランを上級医と相談し、チーム内の討論を経て実践します。また、局所麻酔下での針腎生検、透析用カテーテル挿入術などの各種技術を経験します。指導医とともに、低血糖発作や糖尿病性ケトアシドーシス、内分泌緊急症(甲状腺クリーゼ、副腎クリーゼなど)、種々の電解質異常、緊急透析を要する急性腎障害など種々の救急疾患の診療にあたることにより、内科系救急のトレーニングも行います。