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循環器内科

前期研修

循環器内科研修の目的

 東海大学医学部内科学系循環器内科は日本循環器学会認定研修施設であり、これまでに多くの日本循環器学会認定循環器専門医を養成し、循環器専門医が臨床の現場において診療ならびに研修医の指導にあたっています。2年目前期研修プログラムでは、循環器専門医を指導医とするチーム医療体制のもとで、循環器疾患の入院患者を担当し、循環器内科学に関する知識と技術の基礎を身につけることを目的とします。

循環器内科研修の特徴

 循環器内科は、内科の中でも特に緊急の患者を扱うことが多く、また循環動態の不安定なときの対応を迫られる場面にしばしば遭遇します。急性冠症候群や重症不整脈発作、重症心不全等はその典型でしょう。このような症例を診療チームの一員として経験することにより、循環器内科を目指す者にとってはもちろんのこと、すべての診療科で必要な血圧、循環動態の管理、心電図の判読をはじめとした実践で役立つ知識を身につけることができます。

循環器内科研修プログラムの概要

東海大学医学部内科学系 循環器内科研修プログラムの概要

 研修1週目で、オリエンテーションとして診察総論、心不全、冠動脈疾患、不整脈、各種検査を各30分実践的な知識を学びます。基礎練成プログラム期間に、循環器内科に関する診断・治療に関する基礎知識を身につけます。また、指導医によるスワン・ガンツカテーテル挿入や、中心静脈栄養カテーテル挿入などの手技の介助を体験して診断・治療技術の基礎についても学びます。研修の後半は「発展プログラム期間」として、前半の研修をもとに指導医のもとで実際に心エコー図検査やスワン・ガンツカテーテル挿入などを経験するとともに、心臓カテーテル検査、心臓電気生理学的検査、心肺運動負荷検査など各種検査を実際に経験します。


2年目の研修期間における具体的な経験目標は以下のとおりです。

  • 心電図の読み方を学び、循環器疾患診断のプロセスを理解する。

  • 降圧薬、心不全治療薬、抗不整脈薬をはじめ循環器疾患に用いる治療薬の使用方法を習得する。

  • 急性冠症候群症例を経験し、カテーテル検査、治療を含めて総合的に診断、治療のプロセスを学ぶ。

  • 重症不整脈症例を経験し、ペースメーカー、カテーテルアブレーションなどの治療の基本を理解する。

  • 重症心不全症例を経験し、スワン・ガンツカテーテルでのモニタリング、心エコー図検査を用いて全身管理を行い、診断、治療を学ぶ。

  • 心エコー図検査、心臓CT・MRI 検査、核医学検査、心臓心肺運動負荷検査など各種検査を理解する。

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